釧網本線・塘路→釧路の鉄道旅と、釧路湿原などの地理・歴史などを、旅行初心者の方にもわかりやすく解説してゆきます!
塘路駅で、ちょっと休憩

釧路川

塘路湖
釧路川・塘路湖を横に走ると、やがて
- 塘路駅(北海道川上郡標茶町)
に着きます。

塘路駅(北海道川上郡標茶町)

塘路駅(北海道川上郡標茶町)
塘路駅は、まさに釧路湿原への入口の駅になります。
もしここで網走駅を16:20に出た普通列車に乗っている場合だと、塘路駅で8分にもおよぶ停車時間があります。
また、網走を15:16に出た普通列車であれば、ここで6分の停車時間があります。
ここで一旦、少し途中下車をして、休憩や写真撮影などができます。
ただしそんなに長い時間があるわけじゃないので、発車時間に乗り遅れないように注意しましょう。
日本最大の湿原「釧路湿原」
そして日本最大の湿原である、釧路湿原の中を通ってゆきます。
広大な釧路湿原が、窓の外に広がることになります。
まさに「これぞ釧網本線!」というような、絵に描いたような景色が広がります。
期間限定の臨時列車「くしろ湿原ノロッコ号」ならば、その名の通り「ノロノロゆっくり」走ってくれるため、ゆっくりと釧路湿原の景色を楽しむことができるでしょう。

釧路湿原駅(北海道釧路郡釧路町)
釧路湿原はおそらく、人類が誕生してからまさに一度も手を加えられていないであろう、原生の湿原です。
というのも、北海道は人類の長い歴史においてずっと日本の一部ではありませんでした。
蝦夷地と呼ばれており、明治時代になってから正式に日本の一部に組み込まれたため、北海道の本格的な開発(開拓)が始まったのは明治時代になってからでした。
そんな急ピッチで(なかば無理矢理)発展させてきた北海道なので、未だに手付かずの原野がたくさん残っているわけです。
釧路湿原も、地球が誕生したときのそのままの状態が今も続いているということでしょう。
湿原や原野の景色も終わり、一気に釧路の市街地へ
根室本線との合流点・東釧路駅へ

遠矢駅(北海道釧路郡釧路町)
遠矢駅を過ぎると、やがて根室本線との合流点である東釧路駅に到着します。

根室本線(花咲線)と合流(北海道)

東釧路駅(北海道釧路市)
そして市街地を流れる大きな川である釧路川を渡り、それまでの湿原や原野が基本だった車窓は影をひそめ、一気に市街地っぽい景色に変わってゆきます。

釧路川(釧網本線の車窓より)(北海道)
釧路駅(釧路市)に到着
釧路の市街地をかいくぐり、やがて釧路駅(北海道釧路市)へ到着します。

釧路駅(北海道釧路市)
旭川・北見・網走方面からやって来た場合、釧路に着いたころには恐らく夜になっていると思います。
なので今夜はホテルで一泊し、翌日になってから釧路湿原や花咲線の観光に向かうことになると思います。
また、釧路駅には60年代頃と思われる駅名標もあり、これもまた歴史を感じさせます。

釧路駅(北海道釧路市)
夏でもやや寒い、釧路の夜
ちなみに釧路の夜は夏でもやや寒いです。
15℃を下回ることもあり、寒くて眠れないこともあるので、もう一枚長袖や上着を用意しておくとよいでしょう。
釧路は夏でも気温が30度を越えることが少なく、避暑地としてもとても人気があります。
こちらについては、次回以降また詳しく解説します!

釧路のシンボル・幣舞橋(ぬさまいばし)からの景色(北海道釧路市)

幣舞橋(北海道釧路市)
次回は、釧路市の話題へ
次は、釧路市の観光・地理・産業・歴史などの話題となります!
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